【文系+情報業務経験なし】実質3ヶ月で基本情報技術者試験に合格した勉強法

2020年5月7日

本日は私がITエンジニアの登竜門と呼ばれる基本情報技術者試験に合格した時の話です。
合格したのは令和元年度秋季試験なので少し昔の話にはなりますが、基本情報技術者試験受けてみたいけど「文系だから〜」「情報業務経験ないから〜」と諦めてる人がいたら、この記事を読み終わった後には挑戦してみたいって思っていただけるような内容にできればと思っておりますので、しばしの間、お付き合いください。

私のスペック

まずは私のスペックから紹介します。※情報は受験当時になります。
年齢       :ピチピチの27歳
職業       :事務職
最終学歴     :私立大学卒業(偏差値ですか?50より下ですよ!)
得意科目     :国語、社会、体育(数学と理科大嫌いでした
情報業務経験   :なし
能力       :Excelの関数はIF、VLOOKUPくらいがわかる程度・ITパスポート取得済み
とこんな感じ。
改めてこう書いてみると、もっと勉強しとけよって思います。

こうして私は基本情報技術者試験に合格した

始めに断っておきますが、この記事は、普通の人間の私がこうしたら合格したよという情報であって、「楽して受かる」とか、「たったこれだけで受かる」とかそういった趣旨のものではないことはご承知おきください。

勉強に取り組んだ期間

2019年 5月25日  :ITパスポートに合格したため意気揚々と受験する決心を固める
2019年 6月上旬  :教材を購入する
2019年 6月・ 7月 :教材をパラパラと眺めるだけで終わる
2019年 8月    :焦り始め本格的に勉強を始める。
2019年 9月    :午前の過去問に挑戦。意外と解けて安堵するもアルゴリズムに絶望する
2019年10月上旬  :午前はほぼ8割取れる&少しずつだが午後の問題も解けるようになる
2019年10月20日  :試験当日
2019年11月20日  :合格発表

取り組むのは早かったが、早すぎる燃え尽き症候群と「3ヶ月あればとれるでしょ」という謎の自信によりきちんと勉強したのは8月上旬から試験日までの3ヶ月弱でした。

勉強期間と内容

基本情報技術者試験は午前と午後の試験に分かれているため( )内に主に午前の対策としてやったのか、午後の対策としてやったのかを記載します。
試験の詳細については公式HPにてご確認ください。

【2019年 8月】

■参考書を3周する(午前)
・基礎的なことがわからないと午前も午後もないと思い、まずは参考書読みました。
1周目:ざっくりと全体を把握、わからないところはそういうものかと無理やり納得することにした。
2周目:わからないところに付箋を貼りながら読む。
3周目:付箋の箇所を調べつつ、なんとなく納得しながら読破。
【advice】
・アルゴリズムのところは3周目でもよくわからなかったです、午後では避けては通れない鬼門ですが。午前の対策としては全体像を把握できればいいと思います。

使用した参考書はコチラ(※私は2019年度版でしたが)
ペンギンの絵かわいいし、絵も多すぎなくて見やすいし、何より安い!(最重要)
(PDF・スマホ単語帳付)かんたん合格 基本情報技術者教科書 令和2年度

【2019年 9月】

午前の過去問を解き基礎を固める(午前)※私は1日1期を目標にやってました
コチラのサイトが使い易くコンテンツも充実しててオススメです(ココがなければ多分私は落ちてました)
基本情報技術者試験ドットコム

アルゴリズムのテキストを3周(午後)
・テキストに言われるがまま第1章から第3章までを2周した。
・第4章は時間がなかったのでシェルソート、クイックソート、ヒープソート、マージソートのみやった。
・解説動画がついてる+やさしい、良問と書いてある過去問を解く。

使用したテキストはコチラ
動画の解説もあるということでコレにしました。(※同じく2019年度版)
私にとってアルゴリズムは鬼門で、文字だけだとわけがわからない時がありましたが、動画でのアプローチがあったおかげで乗り越えられたと思います。あと良問と悪問を紹介してくれていたのもGOODでした。
うかる! 基本情報技術者 [午後・アルゴリズム編] 2020年版 福嶋先生の集中ゼミ

表計算のテキストを1周(午後)
・過去問を解く時の辞書代わりにしたかったので、関数ごと付箋を付けながら参考書2周目ぐらいの読み方で1周しました。
【advice】
・付箋にはなんの関数かわかるように付箋に書いてました。(合計とか、、Fとか、論理積とか)
・過去問を解く時にいちいち探さなくて便利だったので付箋オススメです。

使用したテキストはコチラ
ページ内の文字と余白とのバランスが好みだったのでこれにしました。
第1章が表計算ソフトの仕様から始まるため、初心者にもわかりやすいと思います。
基本情報技術者 表計算 とっておきの解法

2019年10月 試験当日まで】

午前の過去問を1日1期分を目標に解く(午前)

アルゴリズム、表計算以外の午後の過去問を1日1期分を目標に解く(午後)
【advice】
・午後の過去問については問題文と設問を行き来するので紙ベースの方が解きやすかったです。

アルゴリズムはテキストで紹介されていた良問及びやさしい過去問を理解できるまでやり続ける
【advice】
・最初は何をいっているのかわかりませんが読んでるうちに段々とわかってきます。なので考えてわからなければ答えを理解できるまで読んでました。
・動画解説もふんだんに利用した(というか文字だけじゃ無理でした。)

表計算のテキストに載っている過去問に取り組む(午後)
【advice】
・頭の中だけで考えるのではなく日本語にして読んだり、書き出すと頭に入りやすかったです。
  例)IF(A<2、式1、式2)と書いてあったら(もしAが2未満なら式1、そうでないなら〜)みたいに
・似たような選択肢が多いためケアレスミスには十分注意してください。

勉強にかけた時間

【8月】
平日:1〜2時間
休日:2時間
【9月】
平日:3時間(内訳:午前過去問1時間、アルゴリズムor表計算2時間)
休日:5時間(内訳:午前過去問1〜2時間、アルゴリズムor表計算3時間)
【10月】
平日朝:1時間(午前過去問)
平日夜:3時間(午後過去問2時間、アルゴリズムor表計算過去問1時間)
休日 :5時間以上(やれるだけ)

こんな感じで勉強してました。
でも、お盆とかもあったし、仕事で疲れてやる気が起きない日もあったので、集中してやれたのなんて150〜200時間くらいだと思います。

試験当日のスペック

【午前】平成31年から25年までの過去問10期分を8割〜9割取れるレベル
【午後】平成31年から25年までの過去問10期分を4割〜5割取れるレベル
【アルゴリズム】テキストと同じ内容なら解けるレベル
【表計算】マクロ以外なら概ねわかるレベル

やっておいてよかったと思うこと

【午前】
・10期分を8割〜9割の正答率までやり続けたこと
・8割〜9割の正答率になった後も過去問1日1期分解くことを続けたこと
・わからない用語についてはEvernote(なんでもいい)にまとめて暇さえあればみていたこと

【午後】
・アルゴリズムのテキスト1周目で諦めなかったこと(とても大事)
・表計算のテキストに付箋を貼ったこと

【当日】
・午前、午後共にわからない問題でも考え続けたこと(2〜3問は考えてたらなぜか閃いて解けた)

最後に

いかがだったでしょうか
こうやってみると以外と勉強したのかなって思います。
それでも、決心した時期からしっかりやっていれば後半焦ることもなかっただろうし、当日頭使いすぎてフラフラになることもなかったと思います。
正直、私にとっては合格率30%程度という合格率のとおり、難しい試験でしたが、「3ヶ月勉強し続けられた」という謎の自信もついたし受けて良かったなと思います。

私の記事が少しでも皆さんの努力に繋がり無事合格できることを祈っております。

それではまた…